桜が好きで、小さい木を購入してベランダで育てているのですが、それだけじゃ満足できず、やはり自分で増やして育てたいな、と。しかしソメイヨシノは種で繁殖はできません。挿し木か接ぎ木でしか増やせない品種なのです。理由はwikipediaに詳しく書いてあると思いますが、簡潔に言うと、改良品種なので自己繁殖能力がなくなってしまったようです。
桜を挿し木で増やす
接ぎ木の方が成功率は高いらしいのですが(業者さんは基本接ぎ木ですね)、そのためには台木(接ぎ木される根の方)が必要なので準備するのが大変です。というか素人には無理っすね。。なので挿し木をやってみました。このブログでこれまでの記録を残せればと思います。
挿し木をする時期
私は神奈川県在住なのですが、いろいろ調べたところ、梅雨が終わりに差し掛かっている6月後半くらいがベストなようです。気温が20度を下回るとダメらしく、高くなりすぎるのもダメらしく、真夏日になる前の6月後半〜7月前半あたりにやるのが良いようです。
※桜の挿し木をするための準備はこちら「桜(ソメイヨシノ)の挿し木、準備編」にまとめました。
桜の枝をもらってくる
桜の枝をもらってきましょう。普通に街路樹の桜の新しい枝を頂いてくればOKです。私は多摩川沿いの桜並木からいただいてきました。枝を頂いてくるときの注意点は以下になります。
- 今年生えた新しい枝(まだ緑色の枝)であること。茶色くなって木のようになってしまっているものは成功率が低くなり、また、桜の木自体へ悪い影響もでるので、緑の新枝だけをいただきましょう。
- 桜の木の幹から飛び出ている枝であること。木の幹から飛び出ている新しい枝は、桜の木の栄養を幹から横取りするため、太い枝から枝分かれしている先々まで行く栄養を奪ってしまっています。なので桜の木にとっても無い方が良い枝だそうです。
- 根元付近ではなく、なるべく幹の上の方から飛び出ている枝であること。街路樹として植えてあるソメイヨシノはほとんどが接ぎ木のため、根元から下の部分は台木のためソメイヨシノでは無い可能性が高いです。そのため、根元の方から出ている新枝を使ってしまうと、台木の複製を増やしてしまうことになってしまいます。
- なるべく太い緑色の枝であること。細いと挿し木の成功率が低いです。
- 虫があまりついていなさそうな枝。桜は虫に大人気の木なので、なるべく虫が少なそうな方がいいです。葉っぱがなるべく虫食いにあってなさそうなものを選びましょう。
枝をカットする
写真のように、葉っぱ2枚ごとに枝をカットします。このとき、土に植える部分がなるべく長くなるようにカットしてください。挿し木が成功したときに新芽が出てくるのは、2枚の葉っぱのうち上の方の葉っぱの付け根部分からになるので、そこを傷つけないようにカットしましょう。
カットの仕方
なるべく水分を吸収しやすいようにカットする必要があります。そのため、まずは先が尖るように斜めにカットします。そしてその尖った部分をさらにカットし、この写真のような形にします。
葉っぱを半分にカットする
通常、根から吸収された水分は葉っぱから蒸発していくのですが(蒸散)、根のない挿し木は水分の吸収量が圧倒的に少ないのでなるべく蒸散を押さえる必要があります。そこで、葉っぱを写真のように半分にカットします。自分は半分よりもう少し多めにカットしています。
活力剤を入れた水に3時間前後浸す
分割した枝を活力剤を入れた水に3時間浸しましょう。活力剤はみなさんご存知のメネデールがおすすめです。
もし使ったことが無い方は是非お試しください。挿し木や接ぎ木の時だけでなく、植え付けや植え替え、弱った植物の活性化にものすごい効果を発揮します。かなりドーピングできますよw
土に植える
市販の挿し木用の土に植えましょう。私はこれを使いました。
衣装ケースに入れて完了。
蓋付きで半透明の衣装ケースに植え付けた鉢をいれて水を入れ、底面給水できるようにします。この蓋付きて半透明のケースというのがミソです。まず、温度を安定させるために、蓋付きであることが必要です。風通しより温度の安定性が重要です。そして、植物なので光は必要です。なので少なくとも半透明でなければいけません。私は無印良品の衣装ケースを利用しました。
これでひとまず準備完了です。実はこの後、成功率の比較実験として、活力剤としてバイオゴールドを利用したものも作りましたので、次回はその比較実験の内容について記載し、結果レポートにつなげていきたいと思います。
つづきはこちら。挿し木をさらに増やしていきます。
追記
この記事を書いてから挿し木に何度も挑戦し、少しずつ成功率が上がってきました。いちばん大切なのは「清潔な用土」と「乾燥させないこと」の2点に尽きます。梅雨明け前の挿し木は発根しやすいので、タイミングを逃さず試してみてください。







